内田春菊、よしものばなな(2009)『女ですもの』 (ポプラ文庫)
最初から事実婚を選択したよしもとばななと、離婚後に事実婚を選んだ内田春菊の対談。
稼ぐ能力があるばっかりに、夫のみならず夫の家族からもそれを計算されてしまう。なおかつ、嫁の役割を当然に果たすことを要求される。こういうのは、自分が割に合わないという以前に、あなたたち人としてどうよ、という問題を提起している。
よしもとばななの母親が病気の際に、父である吉本隆明が家事全部を行っていた時期があったと、ちらっと出てきたが・・全部していたのか・・、と。
よしもとばななが内田春菊に気を遣ってしゃべっているのがかえってよかったように思う。