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フォーラムg

フォーラムg

というイベントがあったようだ。
行きたいなと思ったが、気付いたら既に満席だった。

源流(genryu)のgかもしれないが、グル(guru)のgかなと。

中野民夫 インタビュー

今は、ファシリテーションの基本は「グループサイズ」と「問い」だと思っています。

以前ある人が「中野さんの個人的なミッションは?」って聞いてくれて、そのときスッと出てきたのは、聖フランチェスコの祈りの「神よ私を平和の道具としてお使いください」ではじまる一節でした。
「やれることはやりますから、使ってください」という感じで、あまり自分で余計な思いを持たないようにしているところがあって、今もそこはそんなにはずしていない気がする。

──(参加者)ファシリテーターは、ぶれないんですか?
中野:ぶれるでしょう。ぶれるし、迷うと思うよ。でも、自分から離れて迷ってしまっているのと、自分ではあるけれども迷っているのとでは、ずいぶん安定感が違いますよね。ぶれたり迷っていても、自分自身であることはできる。


企業社会は変だから行かないんじゃなくて、変だから行こうと思って中へ入った。


西田真哉 インタビュー

〈自己啓発〉を売り物にしてきた人たちを、僕はたくさん見てきました。彼らのことを、非常に否定的に見ています。

でもね、ファシリテーターによっては、非構成的エンカウンターグループでも突然エクササイズを使うこともあるんですよ。

そういう人(引用者注:ズレが大きい人)がファシリテートしたら、それはむしろアジテーションのようになるでしょうな。社会運動の領域には、そういう性質のものが多いと思うよ。

──(参加者)ファシリテーターは、あまり極端な価値観を持っているべきでないと思いますか?
西田:いや、どんなファシリテーターも、当然それぞれの価値観を持っていますよね。その価値観が明らかにされていて、共鳴する人たちが集まっている。あるいは目的がハッキリしている。そういう場は、それでいいと思います。

でもポイントは、価値変容を強要しないし、誘導もしないということです。

ものすごく大事なことや。自己を否定している人が他人に関わるっていうのは、そもそもしんどいことやし、無理があるし、相手にとっても迷惑なことが多い。

のあたりが、特にとても興味深かった。

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2009年05月03日 06:35に投稿されたエントリーのページです。

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