清宮普美代(2008)『質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか?』(PHP研究所)
kogolab経由。
ファシリテーション手法のひとつと考えられる「アクションラーニング」の方法論を紹介している。
メディエーションとも前提となる考え方も多い。話し合いのノルムを設定してプロセス管理を行い、問題の再構築作業そのものを話し合いの中で丁寧に行う。
メディエーションスタイルのなかでは「問題解決型」と呼ばれる類型に近いだろう。
テクニックとして面白いと思ったことのひとつが、現実の話し合いの途中に話し合い過程をふりかえるプロセスを戦略的に使っていることだった。
メディエーションのテクニックでも言及される場合があるけれど、アクションラーニングの会議では、節目節目で必ず使っていくもののようだ。
著者は、株式会社ラーニングデザインセンターの社長さんで、NPO法人アクションラーニング協会の代表。
NPOが実施する基礎講座は94,500円、コーチ養成講座は399,000円。