http://www.stakeholderanalysis.org/
松浦正浩さんが中心として活動しているもの。
報告会を聞きに行ってきたが、いくつかの事例で非常にうまくいったという話だった。
ステークホルダー分析というのは、ある意味、バカ丁寧なやり方である。
「市民の声を聞く」というときに、公共事業の伝統的なフレームだと、一般には「2週間の縦覧期間」みたいなものがあればよいとされる。
その実態は、役所の片隅に、何とか事業の縦覧期間ですとA4の紙をペラっと張り出し、それを見た市民が、計画を見に行けるというものであるが、ほとんどの市民はそんなもの知らないし、役所のほうも、みんな見に来るなんて思ってもみないというものだ。
法的にはそれで十分ということでやってきたが、そんなものはちっとも十分じゃないということでいろいろ問題になっている。
ステークホルダー分析というのは、わざわざ市民のところに出かけていって、何を考えているかをひたすら聞き取る作業を行う。それを主だった意見、人をカバーし尽くすまで続けるというものである。