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なぜ整頓すべきか

子どものころ、大人から「整理整頓をしなさい」と言われるのが納得いかなかった。

なぜ整理整頓するのかと聞くと大人たちは、「そのほうが気持ちがいいでしょ」と答えた。
何歩か譲って、気持ちがいいのは認めるとしても、整頓するのが面倒な気持ちと、整頓による気持ちよさを比較すると、前者の100戦100勝のような気がしたのだ。

いまのぼくの「整頓する意義」に対するとりあえずの答えは、整理整頓は身を守るためであるということだ。
山登りをしたり、知らない国へ出張に出かけるときには荷造りを慎重に行うが、そのように危険に備える意識で日々を生きる事が大事である。そうした危機意識の具体的な現われが、整理整頓という活動として現れてくるべきものである。

危機的な状況が訪れたときに、身の回りが整頓されていないと、自分にとって何が大事かがわからなくなり混乱する。
自分の人生を自分で切り開いていくためのサバイバルのスキルとしての整頓術を身に着けるのが大事だと、子ども時代の自分に言ってやりたいと思う。

・・えー、家の引越しの荷造りに呆然としながら、現実逃避気味にこんなことを考えました。という、トホホな落ちだということですが・・

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2006年08月19日 14:34に投稿されたエントリーのページです。

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