法社会学会学術大会@2015・首都大・南大沢キャンパス
法社会学会学術大会に参加。
9日の午前は、立教大学濱野亮教授、東京大学佐藤岩夫教授、桐蔭横浜大学吉岡すずか教授、大阪大学仁木恒夫教授らによる法テラススタッフ弁護士による司法ソーシャルワークの研究。
佐藤先生がケア論を参照して、司法ソーシャルワークの活動を理論的に見ることができるという指摘をされていた。山口絢さんのホットラインに関するインタビュー調査も興味深かった。仁木先生は、成年後見の事例にみる具体的活動について報告されていた。太田晃弘弁護士が最後にコメンテーターとして登壇された。長谷川貴陽史教授(首都大)が、佐藤先生に、当事者のニーズというのは外部である専門家から把握可能なものとして考えるのか、という質問をされていた。
午後は、遠藤直哉弁護士、太田勝造教授、久保利英明弁護士、久保山力也講師による法科大学院に関するセッションに参加した。遠藤弁護士は、隣接士業の再編を含んだ提言をされていた。
基本的に、ロースクールの役割についての積極的な見方が多く話し合われていた。フロアには、萩原金美教授もおられ、コメントされていた。
10日の午前は、ADRの利用者調査に関する中間的報告についてのセッションで、太田勝造教授、垣内秀介教授、前田智彦教授と共に登壇した。草野芳郎教授や林真貴子教授からもフロアからコメント・質問されるなど、活発な議論となった。
午後の全体シンポでは、ジェンダーと法に関して、角田由紀子弁護士、船越資晶教授らから報告があった。
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ところで、法社会学会大会からは、依然として、「アウェイ」な感じを受けるのだが、何故なんだろうか。