バイステック『ケースワークの原則』
バイステック(著), 尾崎 新 (翻訳)(2006)『ケースワークの原則―援助関係を形成する技法 新訳改訂版』誠信書房
原書は1957年。
社会福祉分野における古典。
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バイステック(著), 尾崎 新 (翻訳)(2006)『ケースワークの原則―援助関係を形成する技法 新訳改訂版』誠信書房
原書は1957年。
社会福祉分野における古典。
盛況。模擬講義は満員で立ち見も。
基礎編 2011年9月17日(土)-9月19日(月・祝)
中級編 2011年10月8日(土)-10月10日(月・祝)
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今年は、ゲストスピーカーとして、伊藤知加子さん(司法書士)(基礎編)、遠藤昭さん(弁護士)(中級編)の実務家としての経験をお話いただく企画を行います。
団体内の研修も良いですが、他流試合として、外に出るのは大事だと思います。
宣伝ですいません。
先日紹介したバイステック『ケースワークの原則』からの引用。
筆者は、援助関係について行った議論全体を通して、一人ひとりのソーシャルワーカーが、成長して獲得すべき専門家としての高潔な理想を明確にしようとした。ケースワーカーはまず、しっかりと地に足をつけた現実主義者でなければならない。また同時に、見通しのきく眼をもった理想主義者であることも求められる。現実主義者としてのケースワーカーは、クライエントの人生がもっている厳しい現実、またときには嫌悪の情をもつような醜い現実を、目をそらさずに見つめ理解し、そして援助するよう期待される。一方、理想主義者としてのケースワーカーは、ある場合には、自分がかけがえのない人間であるという信念を失ったクライエントの尊厳と価値を、具体的に発見し認識するよう期待されている。 理想主義者としてのケースワーカーは、個人の権利を守る闘志である。一方、現実主義者としてのケースワーカーは、個人の権利が他の人びとの権利や社会の共通の福祉によって制限を受けることを知っている。 またケースワーカーは、現実主義者として、困難に巻き込まれた人びとの人生において情緒的な要因が大変重要であることを理解しているが、これに対して理想主義者としては、情緒的なニーズや問題がいかに重要であろうとも、それだけが人間生活において考慮すべきもっとも重要な事柄でないことも理解すべきである。ケースワーカーは、自分の基準や価値をクライエントに押しつけるのではなく、クライエントが自ら客観的に社会的・法的・道徳的境界のなかにとどまるよう、援助に努めるべきである。 ケースワーカーは、理想主義者としては、クライエント一人ひとりを天にまします父の貴い幼子として捉えようとするが、現実主義者としては、クライエントが神の振舞いとはまったく異なる態度や行動を示す現実ももっていることを知っている。ケースワーカーは、愛という動機をともなって、助けを求めるきょうだいを援助するために諸科学の知恵を使いこなす技能を獲得するよう努力しなければならない。すなわちケースワーカーは、小さな規模ではあるが、自らが神の摂理の道具となるよう願うのである。 P215-216
東京大学先端科学技術研究センター児玉龍彦教授(兼東京大学アイソトープ総合センター長)が 衆議院厚生労働委員会にて「放射線の健康への影響」に関して参考人として意見陳述。
九州地区国立大学 島原共同研修センター
に来ています。
『早稲田アドラーニュース』 Vol.1, No.1 | Waseda Adler News
夫婦カウンセリングで、背中合わせに座って、15分ずつ相手の嫌なところを話す(口を挟めない)という手順を含む手法が紹介されている。・・これ、強烈だろうなぁ・・
オープンしていたようだ。
申立だけでも31万5千円かかる手続だが、利用者の金持ちにとっては、明朗会計であり、ニーズがあるかもしれない。
ビジネスベースのADRとして軌道に乗るのかどうか、注目される。
今年は9月16日に開催。学務で出席できず残念。
裁判所 | 裁判の迅速化に係る検証に関する報告書(第4回)(平成23年7月8日公表)
法廷侮辱(罪)や、弁護士強制なども議論されている。裁判所、弁護士への聴き取り調査の結果も整理されている。
asahi.com(朝日新聞社):相続の「争続」避けたい 遺言信託、10年で倍増7万件 - 社会
こういうサービスを使っていた上でも話し合いたいニーズは出てくるような気もする。
The Mediator's Handbook » Blog Archive » Sketching the Exchange
話し合いから合意に至る過程が図解されている。わたしは、この説明が好きだなぁ、とおもう。